夏なのにインフルエンザ?子どもの症状と受診の目安|下北沢小児科・アレルギークリニック|東北沢駅・池ノ上駅・新代田駅近くの小児科・アレルギー科

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夏なのにインフルエンザ?子どもの症状と受診の目安

夏なのにインフルエンザ?子どもの症状と受診の目安|下北沢小児科・アレルギークリニック|東北沢駅・池ノ上駅・新代田駅近くの小児科・アレルギー科

「ニュースでインフルエンザが流行っていると言っていた」「園や学校でインフルエンザと診断された子がいる」ーーこんな話を耳にして驚かれている保護者の方も多いのではないでしょうか。

インフルエンザといえば冬の病気というイメージが強いかもしれませんが、2026年8月27日、東京都は都内でインフルエンザの流行が始まっていると発表しました。

夏休みも終わりに差しかかり、新学期を迎えるこの時期、お子さんの急な高熱にどう対応すればよいか、どんな時にインフルエンザを疑うのか、受診の目安や家庭での注意点と合わせて解説します。

2026年夏、東京都でもインフルエンザの流行が始まっています

東京都の発表では、2026年第34週(8月17日〜8月23日)における定点当たりの患者報告数は1.49となり、流行開始の目安である1.0を超えました。世田谷区内の定点報告数も1.23となっており、区内で感染が広がっていることが分かります。

例年の冬のピークの患者報告数に比べるとまだ数は少ないですが、昨年の流行開始時期(10月頃)と比べても1か月以上早い流行開始です。

新学期が始まると子ども同士の接触機会が一気に増え、感染が拡大する可能性もあり、東京都も注意を呼びかけています。

なぜ夏なのにインフルエンザ?

インフルエンザは冬だけの病気ではありません

日本では乾燥した寒い冬に大流行するため「冬の感染症」というイメージが強いインフルエンザですが、インフルエンザウイルスは年間を通して存在しており、夏場に感染する可能性はゼロというわけではありません。

新学期は感染が広がりやすい時期です

夏休み中の旅行による人の移動に加え、新学期が始まって学校や園での集団生活が再開されると、子ども同士でウイルスをうつしやすくなります。また、エアコンの効いた空間での長時間の滞在や、換気不足なども重なりやすく、夏休み明けの集団生活における感染対策の徹底が必要です。

子どものインフルエンザでみられる主な症状

子どものインフルエンザでは、以下のような症状が比較的急速にあらわれることがあります。

  • ・急な高熱(38℃〜39℃以上になることもあります)

  • ・強い倦怠感(ぐったりしている、機嫌が悪い)

  • ・頭痛、関節痛、筋肉痛(節々の痛み)

  • ・のどの痛み、咳、鼻水

  • ・食欲不振、時に腹痛や嘔吐・下痢などの消化器症状

小さなお子さんでは「頭が痛い」「体がだるい」といった症状をうまく表現できないので、「急にぐったりしている」「いつもより顔色が悪い」「いつもより食欲がない」といった普段との違いを見てあげることがとても大切です。

夏風邪との違いは?

夏場の子どもたちの発熱では、手足口病、ヘルパンギーナ、アデノウイルス感染症(プール熱)などの、いわゆる「夏風邪」が有名です。

結論から言うと、発熱したばかりの段階で症状や熱の高さだけから夏風邪とインフルエンザを正確に見分けることは極めて困難です。

観点 主な特徴
夏風邪(ヘルパンギーナ・プール熱など) 高熱のほか、特徴的なのどの所見、手足口病では発疹、口内炎
インフルエンザ 突然の高熱、強い倦怠感、全身の関節痛など

経過を見ていくと明らかな違いはありますが、初期症状(発熱・咳・鼻水)はとても似ています。大切なのは発熱などの症状がお子さんに負担をかけているか、水分はとれているかなどの全身症状をしっかり把握することです。

子どもが発熱したら、いつ小児科を受診すればよい?

お子さんが発熱した際、インフルエンザの流行があると、「すぐに検査をしてほしい」「早すぎる受診だと検査をしてもらえない」など、受診のタイミングに迷う保護者の方もいらっしゃるかと思います。そのような場合熱の高さだけではなく、お子さんの全身状態(元気さ・水分摂取など)を基準に受診のタイミングを計ることをおすすめしています。

すぐに医療機関や夜間救急を受診した方がよい目安

以下のようなサインがある場合は、時間帯を問わず速やかに医療機関(夜間休日診療所や救急外来等)に相談し、必要に応じて受診をおすすめしています。

  • ・呼びかけに対する反応が鈍い、視線が合わない

  • ・肩で息をしている、胸がへこむ呼吸をしている(陥没呼吸)

  • ・けいれんを起こした

  • ・水分がとれず、半日以上おしっこが出ていない

診療時間内での小児科受診

上記のような症状がない場合でも、次のような状況であれば診療時間内での小児科受診をおすすめしています。

  • ・発熱が2日以上続いている

  • ・水分はとれているが、元気がなく、ぐったりしている

  • ・咳が強くて眠れない、せき込んで吐いてしまう

  • ・保護者の方からみて、「いつもとちがう」症状がある

※インフルエンザの検査は、発熱直後(発症から12時間以内)には、検査を行ってもウイルス量が少なすぎて、インフルエンザにかかっているのに、検査上はインフルエンザではない判定(偽陰性)になってしまう事があります。もちろんお子さんの症状(熱の高さ、倦怠感など)によっては早い段階の検査でもきちんと行えることもありますし、早い段階でも正確に結果が出る核酸検出(PCR)での検査を行っているクリニックもあります。インフルエンザが心配なときにはどのタイミングで受診するべきか、かかりつけの小児科の先生に相談してみてください。

インフルエンザの感染対策

感染予防策は冬と変わりません。次の点を意識しましょう。

  1. こまめな手洗い・手指消毒

    外出先から戻ったら、石けんと流水で丁寧に手を洗いましょう。

  2. 適切な換気と室温管理

    エアコンを使用中も定期的に窓を開け換気を行いましょう。

  3. 咳エチケット

    人の多い場所に行く際、咳が出ているならマスクの着用をしましょう。

今年のインフルエンザワクチンについて

インフルエンザの流行にあわせて「今年のインフルエンザワクチンはいつから打てるの?」とのご質問を多くいただきます。

例年、秋冬の本格的な流行に向けたインフルエンザワクチンの接種は10月頃からスタートされます(世田谷区は10月1日)。当院での予防接種予約開始日や世田谷区の助成制度の詳細、経鼻弱毒生ワクチン(フルミスト)につきましては下記をご参照下さい。

>>【2026年 インフルエンザ予防接種、最新のご案内はこちら】

【痛くない経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)について】

「インフルエンザにかかったから予防せっすは必要ない」とのお声も聞きますが、インフルエンザにはいくつかのタイプがあり、一度かかっても別のタイプのインフルエンザにかかってしまう事もあります。繰り返しかからないためにも予防接種をご検討ください。

まとめ|2026年夏の発熱はインフルエンザの可能性があります

  • ・2026年8月下旬、東京都および世田谷区周辺でもインフルエンザの流行開始が発表されました。

  • ・インフルエンザは冬だけでなく夏でも感染・流行することがあります。

  • ・初期症状は夏風邪とよく似ています、お子さんの症状を見ながら、不安なときには迷わず小児科を受診しましょう

記事の執筆・監修
下北沢小児科・アレルギークリニック院長
長尾 竜兵
日本小児科学会専門医/日本アレルギー学会専門医

当院では小児科、アレルギー科だけではなく小児耳鼻科、小児皮膚科の診断・治療にも対応しています。
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