年々、お子さんにも症状がみられ、その年齢も低年齢化してきている花粉症
症状が出始めてからお薬を飲み始める方も多いかと思いますが
実は症状が出る前に対策を始める「初期療法」が有効とされています
2026年の花粉飛散量は昨年よりも多いと予想され、12月ごろからスギ花粉は飛び始めています
目のかゆみや充血、くしゃみ、鼻水などの症状に悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか
スギ花粉は、多くの方が2月半ば頃から症状が出始めます
毎年同じような症状でお困りの方やお子さん、今年は花粉飛散前から対策を始めてみませんか
<花粉症とは>
花粉が空気中に飛散する時期に、鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどの症状が現れるアレルギー性の病気です
花粉は一年を通して飛んでおり、春の花粉症の主な原因がスギ花粉です
スギ花粉は風に乗って数十km先からも飛んでくるため、家の近くにスギの木がなくてもアレルゲンに触れてしまうのです
お子さんの場合は症状が訴えづらく、風邪の鼻水と混同されてしまうことがあります
また使える薬が大人より限られるなどの特徴があります
花粉症と言われたけど、薬が効いている気がしないといった場合には、本当に花粉症なのか考え直す必要があります
<花粉症の症状>
目の症状
かゆみ・充血・涙目
鼻の症状
くしゃみ・鼻水(透明でサラサラ)・鼻づまり
「子どもの花粉症症状の特徴」
鼻水:頻繁な鼻水が特徴的で、特に目覚めたときや外出時に顕著になります
くしゃみ:頻繁なくしゃみが症状の一つで、特に花粉の多い場所では増加します
目のかゆみ:目のかゆみや充血が見られ、目の周りが赤くなることがあります
喉のかゆみ:喉のかゆみや痛みが現れることがあります
このほかにも顔の腫れ、全身のかゆみ頭痛、倦怠感などの症状から診断されることもあります。
<花粉症の治療>
抗アレルギー薬の内服、点鼻、点眼、ステロイドの点鼻、点眼などがあります
抗アレルギー剤も種類によっては眠気が強く出てしあうこともあり、小学生が授業に集中できないことが問題になっています
たくさんの薬の中から生活にあったモノを選択することが大切です
また、点眼ステロイドに関しては、大人が使用するよりも副作用が出やすいことが分かっています
なんとなく使うのではなく、症状がひどいときにはステロイド、それ以外は抗アレルギー剤などと、使い分けることが重要です
ステロイド点眼を長期に使用しる方は、かならず眼科を受診しながら使用してください
また、点眼ではなく1日1回まぶたに軟こうを塗ることで目のかゆみをおさえることもできます
<花粉症の初期療法>
多くの抗アレルギー薬は、効果が現れるまでに時間がかかります(1~2週間)
症状が出てから抗アレルギー薬を飲むのでは症状をおさえきれないとされています
花粉が飛ぶ前から治療することで症状の出現を遅らせることができ、症状を軽く抑える効果が期待できます
また、鼻の粘膜が花粉に過剰反応するのを抑えたり、目の粘膜が炎症を起こすことを前もっておさえられます
症状の出現が遅れ、重症化も防げるため、結果として花粉症の症状が出ている期間が短くなり、点鼻薬や点眼薬などの使用量を減らすことができます
<初期療法のタイミング>
症状が重い方は、花粉飛散開始予想日の1~2週間前から服用を開始します
抗アレルギー薬などの内服薬に加え、必要に応じて点鼻薬や点眼薬を処方します
また、薬の使用だけでなく、外出時のマスク着用や、帰宅時に上着をはらって花粉を家に持ち込まないなど、基本的な花粉症対策も大切です
小児の花粉症の注意点
小児の花粉症は、成人と異なり、症状が重くなることがあります。そのため、早期の診断と適切な治療が重要です。
しかし、スギ花粉の飛ぶ時期にはインフルエンザなどの風邪が流行する時期であり、出ている鼻水が花粉症なのか、風邪なのかをきちんと診断せずに治療を始めてしまうと、薬を飲んでいるのに症状が続いてしまい、結果として治療が遅れてしまうことになります。
花粉症かな?と思ったら、アレルギー専門医を受診していただき、きちんとした診断、治療を受けていただきたいと思います。
当院では2階が子どもの診察可能な眼科になっており、花粉症の目の症状についても、きちんと診断・治療をさせていただいてます。
花粉症の相談に関してはアレルギー外来以外でもお受けしています。
大人の花粉症相談もお受けしています。ぜひ一度、ご受診ご相談ください。

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